劉備、三顧の礼で孔明を迎える(三顧目)
春になり、劉備は三度目の隆中訪問を決意した。関羽・張飛も同行したが、張飛は「今回は私が彼を縄で縛って連れて来ます」と怒った。劉備は厳しく叱り、三人で茅舎に到着した。童子は「先生はおられますが、昼寝をしておられます」と言う。劉備は「それなら待とう」と言い、関羽・張飛を門外に待たせ、自ら庭に立って孔明が目覚めるのを待った。孔明が目覚めると、童子が劉備が三度目に訪ねてきたことを告げた。孔明は衣を整えて劉備を迎え入れた。劉備は孔明を見るや否や、深く頭を下げて「漢室の末裔、劉備、天下の蒼生のために先生の教えを請いたい」と懇願した。孔明は劉備の誠意に心を打たれ、「将軍の願い、孔明、謹んでお受けいたします」と答えた。