徐庶、劉備に仕える 新野に現れた天才軍師
ある日、市場で歌を歌う男がいた。「天地は逆転し、賢者は主を選ぶ。誰か我が才能を用いてくれるか」。劉備はこの男を召し出し、話を聞いてみると、その博学多才に驚嘆した。男は自らを単福と名乗ったが、実は彼こそ後の徐庶(徐元直)であった。劉備は徐庶を軍師に迎え、大いに喜んだ。徐庶は劉備に「新野の兵を訓練し、民の心を掴め」と進言し、劉備はこれに従った。曹操が曹仁・李典に三万の兵を率いさせて新野を攻めてきた時、徐庶は見事な計略で敵を破り、曹操の将・呂曠・呂翔を討ち取った。劉備は徐庶の才能に感嘆し、ようやく真の軍師を得たと喜んだ。