諸葛亮、借り物の矢十万本を調達す
周瑜は諸葛亮の才能を妬み、故意に難題を突きつけた。「十日以内に十万本の矢を用意せよ」諸葛亮は笑って「十日では遅すぎる。三日で十分です」と答えた。周瑜は驚きつつも、「もし三日で用意できなければ、軍法に従って処断する」と約束させた。諸葛亮は魯粛に頼んで二十隻の船と草束を用意させ、霧の深い夜に船を出した。船は曹操の陣営に近づき、太鼓を打ち鳴らして鬨の声を上げた。曹操の軍は霧の中で敵の数を測りかね、弓矢を雨のように降らせた。矢は草束に次々と突き刺さり、明け方には十万本を超えていた。諸葛亮は悠々と帰還し、周瑜はその計略に驚嘆せざるを得なかった。