董卓の入場
車輌が数里にも満たない道を進んでいたところ、突然旗が太陽を遮り、土ぼこりが空を覆い、一団の人馬がやって来た。百官は顔色を失い、帝も大いに驚いた。袁紹は馬を駆け出して問いかけた「誰だ?」錦の旗影の中から一将が飛び出し、厳しい声で「天子はどこにいる?」と問うた。帝は戦慄して言葉も出なかった。陳留王は馬を引き止めて前に出て、叱りつけた「来者は誰だ?」卓は答えた「涼州刺史の董卓である」陳留王は「汝は護駕に来たのか、それとも劫賊に来たのか?」と問い、卓は「特に護駕に来た」と答えた。陳留王は「護駕に来たのなら、天子はここにいる。なぜ下马しない?」と言い、董卓は大いに驚き、慌てて下马して道端に拝礼した。陳留王は言葉で董卓を慰め、最初から最後まで乱れた言葉がなかった。董卓は心の中でこれを不思議に思い、すでに皇帝を廃立しようとする考えを抱いていた